スイス旅行8(09/06/19) [旅行・ドライブ]
6/19 インターラーケン→マイリンゲン→ルツェルン
スイス国鉄(SBB)の地図より
スイスに来て初めての本格的な雨。
しかもかなり強く一日中降っていました。
早朝3時半に雷雨で目が覚める。嫌な予感が。
朝起きると雨はあがって徐々に日差しが出ている。
すっきりしない空模様
朝食をとり、出発しようとすると再び雨。
互いを雨男・雨女と呼び合いながらも、さすがに8日もスイスに居れば1日くらいは雨にくらうかと言い聞かせながら出発しました。
インターラーケンオスト駅横を流れるアーレ川
ブリエンツ湖からトゥーン湖に流れている
インターラーケンから乗り換え無しでルツェルン(Luzern)まで行ける列車まで時間があったので、普通列車で先に進むことにしました。各駅停車の旅もなかなか面白い。
乗換駅でもある終点のマイリンゲン(Meiringen)という駅まで行くことにしました。
列車の中でマイリンゲンについて調べてみると・・・
シャーロックホームズ最後の事件の舞台となった場所で、シャーロックホームズ博物館があるらしい。
シャーロックホームズは読んだことが無いのでよく知りませんが、名前は聞いたことがあったので町をぶらっとしてみることにしました。
マイリンゲンに到着
雨がけっこう強いからすでにビショビショ
駅からメインストリートに出て、地図も見ないままなんとなく進む。
通りにあったお菓子屋さんだろうか?他にもこれが売ってる店がありました。
この町の名物なのかな?
他で見なかったこのお菓子。一体どんな味がしたんだろう。
通りは広く、雨が降っているせいか人でも少なく静かな感じ。
ふと見ると、道路脇に誰か座っている。
おお!ここじゃないか?
博物館はけっこう駅から近くにありました。
ホームズ像
博物館は閉館していました
駅に戻り、ルツェルン行きの列車に乗ります。
相変わらず降り続く雨。列車の窓ガラスも曇り、標高が高くなるとガスで外の景色はよく見えない。
今日の列車は移動専用になっちゃいました。
昼前にルツェルンに到着。
ルツェルンの駅はけっこう大きかったです。
ルツェルン駅のトイレは男性も有料で、小は1CHFでした。女性は2CHFだったかな。
これまでは、観光地でも町としては小さい場所を訪れていたので、有料の場所はほとんどありませんでした。
なんだか少々疲れ気味な2人。雨で気分もさえません。
とりあえず駅のCOOPで食事を済ませ、外に出ようとするがすごい雨。
ルーフを跳ねる雨粒
しばらく雨が上がるのを待ちましたが、やむことはなさそうだったので小降りになったときに出ました。
やみそうにない雨
駅前にある門のような建物は以前の駅の建物の一部、ルツェルン駅は以前に火災で焼失してしまって1991年に再建されたそうです。
ルツェルン駅オリジナルの建物
駅の前には湖の船着場があります。
フィープアヴァルトシュッティター湖という覚えられない長い名前、覚えても噛みそうだな。
そういえば、最近過去の資料を整理していたら3月に高知出張行ったときのメモに「超詳細」という言葉だけが書いてあって、ちょっと笑ってしまった。おそらく、その時に噛んだか噛みやすい!と記録したのだろう。
駅の観光案内所でもらった観光MAPのモデルルートに従って、湖から流れ出るロイス川沿いを歩きました。
ロイス川にかかるカペル橋。ルツェルンの顔です。
このカペル橋はヨーロッパ最古の屋根つき木橋で、完成は1333年と古く、当時は砦の役割をしていたそうです。
しかし1993年に火災で焼けてしまって、かなりの部分が修復されたとのこと。
さっそく橋を渡ってみることにしました。
雨が強かったので、雨宿りしながら景色を楽しんでいる人が多かったです。
橋の両側に花が飾られている
水量豊富なロイス川
梁には110枚の三角形の絵が掛けられている
反対側(旧市街側)に到着。
橋の入口付近は記念撮影をする人でにぎわってました。
(左:旧市街側入口 右:エサ待ちのハクチョウ達)
再びロイス川沿いを歩き、シュプロイヤー橋に到着。こちらも1408年完成の古い木橋です。
ちょうど河岸工事をしてました。この橋にもたくさんの絵が掛けられています。
シュプロイヤー橋は人は少なめでした
ここから旧市街地を散歩しました。
旧市街地は時々関係車両が走るくらいで、雨が降っていなければとても歩きやすい町でした。
町のいたるところに古い建物や壁画が残っています。
旧市街の東の方にあるザンクト・ペータース教会。
ちょうど結婚式をしていたようでした。
何度も何度も強い雨で、雨宿りを強いられつつ、2時間くらいで旧市街を1周しました。
次に向かったのはライオン記念碑という場所です。
ルツェルンのシンボル的存在、瀕死のライオンを見に行きました。
瀕死のライオンとは、フランス革命の時に、ルイ16世とマリーアントワネットを守ろうとした786名のスイス傭兵の慰霊碑。
旅行雑誌ではライオン像しか写っていないので、どのような場所にあってどのくらいの大きさなのかわからなかった(むしろ小さいと思ってた)んですが、行ってみてびっくり、かなり大きいんです。
絶壁に削りだされたライオン像は迫力があり、腹に槍が刺さり、瀕死の状態というのが伝わってきます。
ちょうど団体客が来ていました
なぜ、息絶え絶えの姿にしたのだろう
ライオン記念碑のすぐ横に氷河公園があります。
このあたりも氷河に覆われていて、氷河が移動した際に残した痕跡が1872年に発見され、国立天然記念物に指定されたとのこと。
その公園からライオンの正面の表情が見えるとの地球の歩き方の読者投稿があったので、行ってみました。
園内にはポットボールと呼ばれる大きな穴が何箇所もあり、氷河から溶け出した水と石との浸食作用でできた珍しい地形。大きいもので直径8m、深さ10m!
迷子石と呼ばれる氷河によって遥か遠くから運ばれてきた巨大な石(大きいものは5t)も残されています。
運ばれる際に表面が削られて球形になっているのが特徴です。
ポットボール
迷子石
園内はテントで覆われ、残された貴重な地形を保存しています。
博物館が併設されていて、この地方の歴史について地質学的・歴史的内容の展示物がありました。
情報の通り、ライオンがこっちを向いていました。
真正面から見た顔は、何か怒りのようなものを感じました。
しばらく眺めていました
次に向かったのはホーフ教会という大きな教会です。
ホーフ教会の建設の際に、近くの砂岩層から石を切り出したんですが、その採石場がライオン記念碑のある場所なんだそうです。
雨が一段ときつくなり、レンズに水滴が・・・
内部には大きなパイプオルガンがあり、演奏されていました。
すごく響いてました
ルツェルン観光を終えて、インターラーケンに戻りました。
一日中雨でちょっと寒かったので、何か温かいものを食べたいなあということで、チーズフォンデュを食べることにしました。
地球の歩き方を頼りにレストランに行ってみると、コース料理しかやってないと断られました。
情報は日本の団体客用だったのだろうか?他のお店に行くことに。
次はホテルの中にあるお店へ。
チーズフォンデュありますか?と尋ねるとあるとのこと。一安心して席につきました。
白ワインを飲みながら、しばらく待っていると出てきました!
アルコールランプで加熱 なんかいい感じ
うまそー! (やべぇ、また食べたくなってきた)
角型に切られたパンをチーズにからめていただきます。
美味しい
うめぇ
そしてあっという間に食べ終わる。
ごちそうさまでした
チーズフォンデュは正直、味より珍しさ(イベント的な)のほうが強いと思っていたんですが、めっちゃ美味しかったので嬉しかったです。
TAKE4は昔はチーズを食べることが出来なかったんですが、社会人になってから食べれるようになり、こうして本場のチーズフォンデュを食べることが出来た。チーズ食べれなかったら大変だったろうなあ。
1日中雨で、どこかすっきりしない気分も、最後にスッキリすることができました。
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