スイス旅行9(09/06/20) [旅行・ドライブ]
6/20 インターラーケン→モントルー
スイス国鉄(SBB)の地図より
スイスも9日目、いよいよ残すところあと2日。
観光としては事実上の最終日である。
この日は午前中、インターラーケンの町を散策し、午後からレマン湖畔のモントルー(Montreux)に行きました。
前日は雨にたたられましたが起きると晴れ間が見える。
食事を済ませてチェックアウトし、フロント横の倉庫に荷物を預かってもらいインターラーケンの町に出ました。
ホテルからの眺め
インターラーケンの地名はブリエンツ湖とトゥーン湖の2つの湖の間という意味だそうです。
湖つながりで琵琶湖がある滋賀県大津市と姉妹提携を結んでいて、ホテルの横にその証の日本庭園がありました。
大津にも何か記念碑とかあるのかな?
宿泊していたホテルはインターラーケンオスト駅側だったんですが、オスト駅は各方面への乗り換えが便利なんですが、中心地からは離れています。
インターラーケンはインターラーケンヴェスト(Interlaken West)駅周辺が栄えています。
名前から想像できますが、オスト(Ost)=東、ヴェスト(West)=西 なんです。
それほど離れていないので、ヴェスト駅まで歩きました。
ヘーエヴェク(Hoheweg)という道幅も歩道も広い道を歩いていきます。
するとヘーエマッテ(Hohematte)と呼ばれる公園というか草地が広がっていて、歩道沿いには花が植えられベンチもあり、ゆっくりくつろぐことが出来ます。
バラが見事に咲いていました
この広場ではパラグライダーもやってて、けっこう並んでいました。
旅行前に何かのTV番組で、インターラーケンでパラグライダーのスタッフを日本人の方がやっているというのを見たんですが、ここで活躍しているのかな?
時々、観光用の馬車とすれ違いました。
ちょっと興味がありましたが、乗りませんでした。
VIPホテルの前通過
次第に通りの建物も密集してきて、お土産屋やホテル・レストラン、高級時計店などが並んでいました。
駅前通りへ
道行く車を見ていると、旧車が目にとまります。
初めはかっこいいなあと見ていたんですが、あまりに台数が多いので何かあるのかな?と思ったら、イベントがあったようです。ユングフラウラリーと書かれたプレートが装着されてました。山方面に向かっているようです。
ヴェスト駅に到着。周辺のお店でお土産を買いました。
なんとなく入ったお店の中が置物でいっぱいでした。よく見るとロウソクでした。
スイスっぽいもの、果物、スイーツ、てんとう虫、花など、様々な種類の鮮やかなロウソクたち。
SACHIKONは色々と欲しくなったようで、店内を「どれにしよう、どれにしよう」とうろうろしてました。
TAKE4はさっきの広場で見たバラが頭に残ってたので、このバラを家のどこかに飾ろうかと思い購入。帰国したその日に飾りました。
ホテルに戻り荷物を持ってインターラーケンオスト駅へ。
オスト駅からゴールデンパスラインと呼ばれる鉄道ルートを走り、レマン湖畔のリゾート地モントルーに向かいます。
この路線は、ルツェルンやブリエンツも通る路線で、これらとは反対方向に向かいます。
GOLDEN PASS PANORAMICとサイドに書かれた車両が印象的で、すでに2回ほど乗っていましたが、念のため座席指定しておきました。
オスト駅で待っていると、その車両が一向に来ない。普通のSBBのIC2000が来た。あれ?おかしいな。
駅員さんに聞くと、ツヴァイジンメン(Zweisimmen)駅で乗り換える列車がGOLDEN PASS PANORAMICらしい。
確認不足だった・・・。
列車はトゥーン湖畔を走りシュピーツへ。
トゥーン湖もきれいな色してます
シュピーツからは山の中を走って行きます。
車窓には牧草地が広がっていました。
ツヴァイジンメンに到着。ここでようやくGOLDEN PASS PANORAMICに乗り換えです。
座席指定の証
お隣にはおじいさんおばあさんが座りました。
おじいさんは沿線の建物とか場所についてかなり詳しく知っている模様で、ボソボソっと私たちにも教えてくれます。
車内放送がすんごい変わった声?のフランス語???の車掌だったんですが、その言葉もわかっているようで、おばあさんを通して英語で私たちに内容を教えてくれたり、とてもやさしい気持ちになりました。
おばあさんはTAKE4が色んなところを写真撮っているのが面白かったようで、座席指定の証を撮っていたら、そんなものまで撮るの?と驚いてました。
古くて有名な教会(おじいさん談)
のどかな山間の風景が続きます。
牧草地の緑が美しい
やがて、レマン湖が見えてきました。
反対側(山側)にはぶどう畑が広がっています。
この地域はスイス国内で有数のワイン産地
そしてモントルーに到着。
乗換えが慌しかったツヴァイジンメンでは写真が撮れなかったので、記念に撮影。
翌日の空港までの移動を考慮して、駅前のホテルを選びました。
ホテルに着くと、あーあ、雨降ってきた・・・
ホテルが並びます
チェックインの際に、ホテルからこの付近のバスのフリーパスをもらったので、シヨン城に行ってみることにしました。
メインストリートでバスを待ちます。街の雰囲気がこれまでとは違った感じで、車も多いせいか、なんだか慌しく感じます。
スイスに来てはじめてのバス。バスも充実しているようです。
ただ、バスに乗ることを考えていなかったので、まったく調べていなかったんです。
フリーパスと一緒に路線・停留所の案内をもらっていたので、停留所のアナウンスを聞き取れなかった場合に備え、何個目の停留所か数えたりしてたんですが、乗ってみたらちゃんと車内の電光掲示板に次の停留所が出てくるので一安心。
乗車時か降車時に運転手にフリーパスを提示すればOKでした。(ほとんど見てませんが・・・)
シヨン城近くの停留所に到着。
閉館時間まで時間が少なくなっていたので急ぎます。
“バイロンの「シヨン城の囚人」で有名”と、どの旅行雑誌・パンフレットにも載っているのですが、全く知りませんでした。レマン湖の中に建っているような美しい城の姿にとても興味がわきました。
入口で入場料を払うときにスタッフから何語を話すか聞かれます。何ヶ国語のパンフレットが用意されていて、日本語のをもらいました。有料ですが、オーディオガイド(日本語対応)もあるとのことでした。
中に入ると、外観とはまた違った感じです。映画に出てきそう。
パンフレットの案内にしたがって、早速地下に降りてみました。
一人不安になるSACHIKON。肝試し?
地下は主に倉庫や牢獄になっていた場所でした。処刑場もあったような。
写真は少しですが、地下はかなりの部屋数があって、一つ一つがけっこう広いんです。
シヨン城を有名にしたというバイロンの落書きと、その舞台となった場所が残されていました。
落書きは禁止されています。
次は各部屋をまわって行きました。
城主の食堂や寝室、客間、紋章の間など、様々な部屋があります。
壁画や天井、柱などオリジナルのが残るものもあれば20世紀に修復されたものもあるとのこと。
この城は何度も増改築があったとのことで、
スタッフから説明を受ける団体客についてまわりました。
↑この地域の代官たちの紋章
↑壁の装飾は14世紀のもの 古いです
第四の中庭 ここは城の防御や旧街道の監視のために造られたそうです。
中央の塔が防御塔で、1230年頃建築され、その後改築・改造されて今に至っています。
全ての部屋を見れませんでしたが、閉館時間が過ぎてたのと大部分は見れたので出てきました。
城全体を眺めたかったですし。
湖面上に立つお城 シヨン城は「レマン湖の白鳥」と呼ばれているとか
雨がまだ降っていたので帰りもバスで戻りました。
カジノの近くからはアーケードがあったので、カジノ前で降りて街をぶらぶらしました。
時計屋さんの前にかかってたPATEK PHILIPPEの時計。リゾート地ということもあり、高級時計が並んでいました。
メインストリートを歩いていると、遠くのほうからクラクションを鳴らしまくっている車がいて、何か揉め事でも発生していると思ってたら、ハザードたいて多分花嫁(ウエディングドレス着用)乗せたポルシェがやってきた。
そしたら次に来たのがランボルギーニ。その次はFIATのグランデプント、この後10台くらいハザードたいてクラクション鳴らしている車が続く。いずれの車両にもドレスアップした人が乗っている。結婚式の帰りかな?
道行く人も手を振り、対向車のバスもクラクションで祝福。
これはレンタカー?
メインストリートからレマン湖のほうに歩いていきました。
右の拳を突き上げた像が建っていたので見に行ってみると、QUEENのボーカル フレディ・マーキュリーでした。
イギリスのバンドだし、出生地でもないこの地になぜ?
モントルーを訪れたフレディが気に入って、アパートとスタジオを購入して音楽活動の拠点とし、モントルーをこよなく愛したそうです。
そこで、フレディの死後、ここに像が建てられたとのことでした。
レマン湖畔は多くの著名人に愛され続けている。
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