イタリア出張：ローマ編３（10/09/16～18）

残された時間は少ない。
同期と心の中で同じことを思いながら、バチカン市国に到着するとさっそくサン・ピエトロ広場からサン・ピエトロ大聖堂の写真を撮ろうとするが、思いっきり逆光～（泣）
あーあ、仕方が無い、とりあえず影から撮るか

広場を取り囲むようなこの回廊、規模も造りもすごいです。

紀元40年にエジプトから運ばれたオベリスク（記念碑のようなもの）
高さ25.5m、重さは320tもあるらしい。

いよいよサン・ピエトロ大聖堂の中へ。
この大聖堂はいろんな人によって再建されて完成したのは1626年。
建物外観もかなり迫力があります。

中に入るとさすが総本山といった感じ。
全部がすごいことになっててよくわかりません。
この建物と美術品をちゃんと見ていったら、ここだけで丸1日以上かかるのではないだろうか。
建物丸ごと美術館というか博物館というか・・・とにかく圧倒されました。





沈みゆく陽に浮かび上がった大聖堂が美しい。

サン・ピエトロ大聖堂の次に向かったのは歩いて10分ほどの場所にあるサンタンジェロ城です。
135年にハドリアヌス帝が建てたもので、現在内部は国立博物館になっている。


サンタンジェロ城の前にかかるサンタンジェロ橋。
石造りの橋の両脇には何体もの石造が飾られている。
とても雰囲気のいい場所です。


サンタンジェロ城を見終えたところで、建物めぐりを終えることにしました。
夕食をどうするか、ということになったんですが、なんとかピザ屋に行けることになりました。
同期とほっと胸をなでおろす。
（愚痴）イタリアに来たなら、イタリアのものを食べるのが普通だと思うんだが・・・

ピザを求めてナヴォーナ広場方面へ歩いて行き、細い路地に面したお店に入りました。
英語メニューがあったので、自分の好きなものが載っているピザを注文。
焼きたてで美味しかったです。中華にならなくて本当によかった（涙）
お酒も美味しく、なんとかイタリア最後の夜を楽しめた感じ（笑）

ナヴォーナ広場近くのタクシー乗り場でタクシーを拾ってホテルに戻りました。
今回のイタリアでの行動は基本的にタクシーを使っていたのですが、十数回乗って初めて“アタリ”の運転手でした。
運転は丁寧、英語で話ができる、料金もメーターどおり（笑）
運転手がピザを食べたかい？と聞かれたので、食べてきたよと答えると、マルゲリータの由来について熱く語りだした（笑）
なんとなくしかわからないが、王妃の名前に由来してることはわかった（多分語った内容の5%程度の理解）
しばらく進むと運転手が今日はラッキーだよ、と指を刺す。
そこには燃え上がるコロッセオが！
この3日間ほどコロッセオを燃え上がらす演出をしているとのことだった。

ダウンロードは🎥こちら

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帰国後調べてみると、老朽化した文化遺産の保護を訴えるイベントのことでした。
アルゼンチン人の夫とデンマーク人の妻の夫婦がローマ市の後援を受けて、今回のイベントが実現したと、ニュースに出てました。
コロッセオの内部から大型プロジェクターを使って燃えているように見せる映像技術で、ドイツや韓国などでも同様のイベントが行われたことがあるそうです。
最後の最後に、貴重なものを見れてよかったです。

翌日、午後の便でイタリアを後にしました。
あくまで仕事で来たイタリア。
スイスの時のようにまた来たいとは思いませんでしたが、文化遺産は本当にすごいと思いました。
仕事じゃなくて、完全なプライベートならもっと違ったのかもしれませんね。

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