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スイス旅行6(09/06/17) [旅行・ドライブ]

6/17 6日目:グリンデルワルト~クライネシャイデック~ユングフラウヨッホ
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スイス国鉄(SBB)の地図より

今回の旅行で一番行きたかった“Top of Europe” ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)に行きました。
ユングフラウヨッホ・・・ヨーロッパで最も高い鉄道駅。標高3454m!世界の車窓からのDVDを見て、ここは必ず行きたいと思った場所です。

朝食を済ませ、鉄分やビタミンなどのサプリメントを飲み出発しました。

この日の決め事(一応高山病対策)
 1. 山の上では常にゆっくり動くこと
 2. 山の上に行って絶景を見てテンション上がっても、絶対に飛び跳ねないこと
 3. 水を少しずつ何度も飲むこと

グリンデルワルトからヴェンゲンアルプ鉄道(WAB)に乗ってクライネシャイデックに行き、クライネシャイデックからユングフラウ鉄道(JB)に乗ってユングフラウヨッホを目指します。
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車内は満員御礼。
やはり超人気スポットです。
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ホテルから見えていた村の牧草地の中を走っていきます。
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私たちの前と横に座ったのはスコットランドから来た3人の女性でした。
お母さんと姉妹の3人の旅で、妹さんはスイスに何度か来たことがあってユングフラウにもスキーに来たことがあるらしい。
お母さんは窓越しの景色を楽しみ、お姉さんはカメラで風景をガンガン撮影。
グリンデルワルトからクライネシャイデックまでずーっとSACHIKONと妹さんは話していて、TAKE4とお姉さんはずーっとカメラで撮影といった感じでした。
この路線はアイガー北壁の真下を走るので、絶壁を間近で見ることが出来るので迫力があります。
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クライネシャイデックが近づくと山岳ホテルが見えてきます。
山岳ホテルも景色がいいでしょうから泊まってみたい場所ですね。
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クライネシャイデックに到着。
すぐ目の前にはユングフラウなどの山々が並んでいます。
目の前に巨大な山が連なっていて、周りには緑の草原が広がっている。
何か、合成写真を見ているかのようです。
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クライネシャイデックの標高2061m けっこう高い

ここでユングフラウ鉄道に乗り換えます。
ユングフラウ鉄道の方に行くと、ラウターブルンネンから来た乗換え客と合わさってすごい混雑してました。
団体客用に座席が埋まっていて、乗り降りする場所の近くの補助座席に座ることになりました。
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近くに止まっていた車両には、日本の国旗と見慣れた地名が・・・
インターラーケンは大津市と姉妹都市の提携を結んでいるからかな?
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なぜか大津?

春が訪れた山を眺めながら列車は進みます。
同じ車両には中東方面から来たと思われる団体客が乗っていて、子供たちがみんなで歌いながら楽しんでいました。
クライネシャイデックから少し進むと、アイガーグレッチャー駅(Eigergletscher)に到着し、ここからアイガー・メンヒの中につくられたトンネルを進みます。
この鉄道が完成したのが1912年、つまり約100年前!スゴ過ぎ。
一気に山の上まで上るルートだと、高山病の恐れもあることから、アイガー・メンヒの中をグルッと迂回して登るルートになったそうです。
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途中、アイガー北壁に造られた窓から景色を眺めることが出来ます。
よくこんな場所に窓をつくろうとしたものです。
5分くらい列車が停車するので、景色を見たりトイレに行けたりするのですが、その案内がドイツ語?でされていて、何がなんだかわけわからなかったんですが、前に座っていたご夫婦が英語で教えてくれました。親切なご夫婦に感謝です。
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列車から降りると洞窟のようになっていて、何部屋も展望できるスペースがあり、窓から外を見ることができます。
090617_13.jpg2人とも
090617_15.jpg夢中です
トンネルに造られた駅 アイガーヴァント駅(Eigerwand)
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列車は2度停車します。
2つの駅からも外を見ることが出来、目の前には無数の雪の塊が。これはすごい迫力でした。
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アイスメーア駅(Eismeer)からの景色

クライネシャイデックからトンネル内を走り続けること約50分、ユングフラウヨッホに到着。
ユングフラウヨッホ駅は山の中にあるので、ここから四方に延びる地下通路(洞窟というか迷路?)を通って展望台や屋外に移動します。
まずはスフィンクスと呼ばれる展望台に行くことにしました。
ここで、互いに「ゆっくりゆっくり、深呼吸」 慌てない慌てない。
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ちょうど前の席のご夫婦も一緒だったので、互いに写真を撮ってもらいました。
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スフィンクス展望台はガラス張りになっていて、ここからでも360度景色を楽しめます。
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外に出るとさすがに寒い。このときの気温1.4℃。
でも、アソスのインナーを着ていったので大丈夫でした。
スフィンクスは展望台機能と天体観測や気象観測もしているようです。
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外は一周展望スペースになっていて、多分雪が積もらないように?金属の排水溝みたいなのでできているので、下の崖の様子がよく見えます。
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すぐ横にあるユングフラウ。
こちら側はユングフラウとアレッチ氷河が見えるので人気の場所です。
多くの人が記念撮影していました。
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アレッチ氷河 ヨーロッパ最長22kmもあるそうです。氷の厚さ900m!
この氷河も1年で180mほど流れているとのこと。
確かに、こんな巨大な塊が動けば地形は変わっていくことがわかります。それにしてもすごかったです。
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氷河を眺めていると、黒い鳥達が群れで展望台に飛んできました。
カラスらしきその鳥は、カァーカァーとは鳴かず、くちばしも黄色い。
そして人を怖がることなく、普通に寄ってきておとなしくしている・・・
キバシカラスという鳥らしいです。
前日、シルトホルンに行ったときもたくさんいました。
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展望台の反対側に行ってみました。
こちらからはメンヒが見れます。山肌から雪崩が起こってました。
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何m積もっているのだろう?

山頂から下に目を移すと、多くの人が列をなして山に向かって歩いているのが見えました。
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雪崩が怖くて歩けません

外で景色を眺めていると、グリンデルワルトから一緒だったスコットランドからの姉妹の方々と再会!
電車内では写真をガンガン撮っていたお姉さんは、さらにハイテンションであちこち景色を連写してました。
記念に一緒に写真を撮りました。
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素晴らしい出会いに感謝 (右:お姉さん、左:妹さん)

展望台からは再び地下に戻り、売店を目指します。
地下には芸術作品?が展示されていました。が、よくわかりません。
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熱心に見ている人もいました

売店に到着。
ここに世界一高い場所にあるポストがあると、旅行雑誌に載っていたのでここからはがきを出すことにしてました。
SACHIKONは友達に、TAKE4は実家に送りました。
このポストから出すわけではありません。これは、富士山にある簡易郵便局と姉妹提携をしている記念ポストらしいです。
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姉妹提携の署名が飾ってありました。

前日までにスイス各地で購入してた絵はがきを持ってきて、売店付近にある台の上で住所やコメントを記入。
そして売店で切手を買って投函。
郵便局もあるのですが、切手購入は売店でします。
無事に着きますように。(1週間くらいで着きました)
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次に向かったのは氷の宮殿です。
シーズンによって氷の彫刻が変わるとか?
過去には日本的なものもあったとのことです。
ここは床も壁も天井も全て凍っているので、転倒している人がいました。
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氷の宮殿で再びスコットランドの姉妹に会いました。
お姉さんは写真ハイペースで撮りすぎ&気温低下で電池切れになってしまい、とても残念そうでした。
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氷の宮殿を見た後は雪原に出ました。
よーし、前日ブルーメンタール(花の谷)で踏んだ牛のう○こもこれで完全に落とせる!
この時期に雪の上を歩けるとは、とても気持ちがよかったです。
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めっちゃ寒いはずなのに、チョー薄着の人々。
一体どんな感覚をしているのだろうか・・・
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上に見えるのが初めに行った展望台(スフィンクス)
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すんごいところにつくったもんです

高山病になることなく、ユングフラウヨッホを満喫した2人は電車に乗り途中下車の旅。
アイガーグレッチャー駅で降りて、クライネシャイデックまで1駅ハイキングすることにしました。
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目の前にはアイガー氷河。
以前はもっと氷河があったそうですが、年々減少しているそうです。
このような絶景を眺めながらのハイキングだったんですが・・・
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砂利を積んだような細い尾根に造られたハイキングロードがSACHIKONには怖かったようで、なかなか進めません。
「怖い~、怖い~」
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しばらく歩けば道も穏やかになり、SACHIKONも一安心。
草原にはたくさんの花が咲いていました。
目の前の山麓が昨日行っていたミューレン・アルメントフーベル方面です。
残雪の形からブルーメンタールの辺りがわかり、うれしかったです。
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振り返ると緑と雪山のコントラストが美しい。
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↓景色を眺めているわけではなく、逆光だったので顔が写るように日を浴びる人
互いを写真に写しては、合成写真っぽいなと笑う
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ケーキのような山
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ここも絵はがきの世界でした。
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さっきまでいたスフィンクスが見えました。
すごいところに建っていたんだな。
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寝転びたくなる草原。
ここにレジャーシート敷いておにぎり食べたかったです。
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ハイキングコース上にはまだ所々残雪がありました。
ゴアテックスのシューズを履いていってよかったです。
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ようやくクライネシャイデックの駅がはっきりと見えてきました。
当初のルートからかなり大回りしていたようで、1時間ちょいで戻ってくるはずが2時間近く歩いていました。
(SACHIKON切れ気味)
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駅について電車の時刻を確認して、駅横のお土産屋を見てからグリンデルワルトに戻ります。
帰りはラウターブルンネン経由で戻りました。
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グリンデルワルトが近づき、アイガーを眺めていると、崖の中に輝いているところがありました。
カメラで覗いて見ると、朝降り立ったアイガー北壁に造られた展望台の窓でした(多分)。
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ホテルに戻り、ホテル内のレストランで食事をすることに。
一昨日は日本からの団体客がいたのですが、この日は日本人客は私たちだけ。
ちょうどスイスの民族音楽の生演奏がありました。
ワインを飲みながら音楽を楽しみました。
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おばさまの声はすごい高くてビックリ

途中でおじさまがアルペンホルンの演奏を始めました。
演奏を終えると、誰かやってみない?とお誘いが。
なかなか誰もやろうとしない中、バチコーンっと目が合ったSACHIKONがトップバッターで挑戦。
(よくやった)
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結果は画像の通りです・・・

写真を撮ってたTAKE4もやることに。
音が出ましたが、「数発のオナラ」でした。
周りの外人さんに笑われながらも一応拍手は頂きました。

部屋に戻りアイガーを眺め、荷物をまとめました。
グリンデルワルト最終日はとても充実した1日でした。


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